WorkSpacesのイメージとバンドルの関係
おはようございます、加藤です。WorkSpacesにイメージとバンドルの関係を実際に作成しながら説明します。
やってみた
WorkSpaceの編集
Windows10のWorkSpaceを新規作成し、以下の変更を加えます。
- .NET Framework 3.5のインストール
- Google Chromeのインストール
- マイドキュメントにファイルを作成(適当なテキストファイル)
.NETはPowerShell(管理者権限)で下記のコマンドを入力するとインストールできます。
Install-WindowsFeature Net-Framework-Core
イメージ作成
先ほど編集したWorkSpaceを選択しイメージの作成を行います。
イメージ名、説明を入力します。ここでは適当に入力していますが、わかりやすい名前を付けるように心がけましょう。
イメージ作成中の様子です。ステータスと状況メッセージで作成中であることが確認できます。
完了するとこうなります。
バンドル作成
先ほど作成したイメージを選択し、バンドルを作成します。
バンドル名、説明をします。
ハードウェアスペックを指定します。
バンドルはすぐに作成されます。
1つのイメージから複数のバンドルを作成することができます。
WorkSpace作成
ここは先ほど作成したバンドルを指定するだけなので手順は省略します。
作成したWorkSpaceにアクセスすると、マイドキュメントへのファイル作成を含めてすべての変更が適用されていました。
イメージを作成すると、
C:\
ドライブの内容がすべて含まれます。D:\Users\
username のユーザープロファイルの全内容には、以下以外のものが含まれています。
- 連絡先
- ダウンロード
- 音楽
- 画像
- ゲームのセーブデータ
- 動画
- ポッドキャスト
- 仮想マシン
- .virtualbox
- トレース
- appdata\local\temp
- (中略)
- appdata\local\mozilla\firefox\profiles\
カスタム WorkSpaces バンドルの作成 - Amazon WorkSpaces https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/workspaces/latest/adminguide/create-custom-bundle.html
ファイルを作成したのはマイドキュメントなのでここに含まれません。なので保持されたということでしょう。
また、デスクトップにGoogleChromeのショートカットも保持されていました、これもデスクトップは含まれないからですね。
まとめ
イメージ
- Cドライブの全てを保持
- Dドライブの一部を保持
- Sysprep済み
バンドル
- イメージにハードウェアスペックを定義
- 作成後にイメージを変更変更可能
まとめるとこんな感じでしょうか。ついでに関係を図で表してみました、こんな感じで循環します。
依存関係はこうなっています。
- イメージAを元に作ったバンドルAが存在する限り、イメージAは削除不可
- バンドルAを元に作ったWorkSpaceAが存在する限り、バンドルAがは削除不可
- WorkSpaceAを元に作ったImageBが存在しても、WorkSpaceAは削除可能
あとがき
鶏問題的に言うと、イメージが親ということになりますね。WorkSpaces運用のベストプラクティスを考える為に一旦依存関係を整理したくなりブログを書きました。
WorkSpaces理解のお役に立てれば幸いです。